<文:松山晋也>
9歳で教会聖歌隊のソロイストを務めて神童説教師と呼ばれ、ラジオで自分のゴスペル番組を持ったのが12歳の時、そして60年代にはオーティス・レディングと共にアトランティック・レーベルの看板スターだった。
ミック・ジャガーやヴァン・モリソンなどにも絶大な影響を与えた、文字通りの天才黒人シンガーである。
そして、今も現役の牧師であり、また、葬儀屋チェーンの経営者(!)でもある。
ファット・ポッサム経由でアンタイから出た彼の『ドント・ギブ・アップ・オン・ミー』が、ボブ・ディランやブライアン・ウィルソン、エルヴィス・コステロなど大スターたちが提供した楽曲だけで構成されたのも、バークが生ける伝説だからに他ならない。