ホット・ミルク

ホット・ミルクはハン・ミーとジム・ショウの2人がフロントを務める4人組エモ・パワー・ポップ・バンド。ジムとハンは2016年にマンチェスターのノーザン・クォーターのバーで出会い、すぐに友達になり、一緒に暮らし始めた。外が小雨の中、リビングルームでワインとアコースティック・ギターを手に、曲を書き始めた。それはやがて彼らの日常生活を生き抜くための方法となった。マンチェスターの気候と、心の穴を埋めたいという彼らの執拗な欲求が相まって、昼休みに仕事を終えて家に帰り、また一晩中起きて、ソングライティングに打ち込んでいった。

そして、オアシスのノエル・ギャラガーが「モーニング・グローリー」を書いた、まさにそのアパートでバンドは結成された。その後彼らは、マンチェスターの音楽シーンで快進撃を続けている。

怒りや痛みを抱えたメッセージをシンガロングなメロディーにのせて歌う彼らに、同世代から、今大きな共感が寄せられている。これまでにEPを3枚リリースし、今作『ア・コール・トゥ・ザ・ヴォイド』がデビュー・アルバムとなる。