ブラインド・チャンネル

左から ヨーナス・ポルコ(G),オッリ・マテラ(B),ヨエル・ホッカ(Vo),
ニコ・モイラネン(Vo),アレクシ・コーニスベシ(DJ),トッミ・ラッリ(Dr)

 

フィンランド北部の街オウル出身。ラッパーだったニコ・モイラネンと、メタル・バンドにあこがれたヨエル・ホッカという2人の10代のヴォーカリストが互いに、リンキン・パークの『メテオラ』を介してつながり、バンドは2013年にスタート。キヤリアを重ね、2014年にフィンランドで開催された“ヴァッケン・メタル・バトル”を勝ち抜き、レコード契約を手にする。その後、楽曲「タイム・ボム」をプロデュースしたアレクシ・コーニスベシがDJとして、メンバーに加わった。イタリアのマネスキンが優勝した2021年の”ユーロビジョン・ソング・コンテスト“で、フィンランド代表としてパフォーマンスをした「ダーク・サイド」で6位入賞を果たし、ヨーロッパ全域で大きな注目を集める。このコンテスト出演直前に、彼らはセンチュリー・メディアとレコード契約を果たしている。この「ダーク・サイド」は2021年フィンランドで最もストリーミングされた楽曲となり、フィンランドのシングル・チャートで1位を記録。その後、シングル・リリースを重ね、ヨーロッパで7月8日にリリースとなった4作目となる最新作『Lifestyles of the Sick & Dangerous』はフィンランド・チャートで1位を記録。この夏はヨーロッパ各国で、コンサートを行い、大成功を収めた。

日本デビュー・アルバムとなるのが、『Lifestyles of the Sick & Dangerous』で(邦題はシック・アンド・デンジャラス)、サウンドはリンキン・パークに代表されるメロディックなヘヴィ・ロックが特徴だが、様々なジャンルを取り込み、彼らは自らの音楽を“ヴァイオレント・ポップ”と名付けている。歌詞も若者に訴えかける内容が特徴で、パンデミックでの失望感を歌った「ダーク・サイド」は、大きな共感を得ている。ライフスタイルはロックン・ロールそのもので、新作のアルバム・タイトルはグッド・シャーロットのヒット曲「 Lifestyles of the Rich & Famous 」へのオマージュとのこと。