トゥガン・ソヒエフ

 

 トゥガン・ソヒエフは、1977年ロシア・北オセチアのウラジカフカス生まれ。サンクトペテルブルグ音楽院でイリヤ・ムーシンとユーリ・テミルカーノフに師事し、1999年のプロコフィエフ国際コンクール指揮部門で最高位(1位なしの2位)を受賞。2001年フィルハーモニア管を指揮して大成功を収め、一躍注目を集める存在となった。同時に早くからマリインスキー劇場に関わったことで、ゲルギエフの薫陶も受けている。

 以後、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ミュンヘン・フィル、フランス国立管、ミラノ・スカラ座管等の著名楽団に客演。ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場等々、オペラでも手腕を発揮している。

 2005年トゥールーズ・キャピトル国立管の首席客演指揮者&アーティスティック・アドバイザー、2008年音楽監督に就任。2012年~17年、ベルリン・ドイツ交響楽団音楽監督、2014年1月からはモスクワのボリショイ劇場の音楽監督も務めている。