ラグンボーン・マン

ラグンボーン・マン(本名: ロリー・グラハム)は英出身のシンガー・ソングライター。幼少期はラッパーとして地元の友人らとバンドを組み活動を行っていたが、19歳にリリースした自主制作EP『ブルース・タウン』がきっかけでシンガーとしての扉が徐々に開かれ始め、2012年に大英勲章を受賞し英米で絶大なる人気を誇る女性シンガー・ソングライター=ジョン・ア-マトレイディングのブライトン・ドーム公演でのオープニング・アクトをも務めたことで話題を呼ぶ。2011年以降も継続的にEPをリリースする中、当時英出身ロック・バンドのバスティルも手掛けていたプロデューサー=マーク・クルーとの出会いにより彼の歌メロをベースに、ブルースとヒップホップを絶妙に融合したスタイルが確立。マークと制作したEP『ウルブス』のリリースを機に”ラグンボーン・マン”としてのライブ・バンドを結成し、小さなクラブから始めたツアーは瞬く間に評判となり、グラストンベリーやユーロソニック等の著名フェスでもステージテントがいっぱいになる程の人気アクトへと成長した。そして2016年夏、コロンビア・レコードとの契約を果たし今年2月にリリースしたデビュー・アルバム『ヒューマン』が、過去10年間における男性アーティストのデビュー・アルバム初週最高セールスを記録して全英チャート初登場1位を獲得、さらにはそのデビュー・シングルにしてタイトル・トラック「ヒューマン」が世界30カ国のiTunesシングル・チャート、10カ国以上の週間チャートで1位を獲得した。また、これまでにアデル、サム・スミス、エミリー・サンデーらを輩出した英国音楽シーンにおいて世界的にも最も注目されている新人賞「ブリット・アワード批評家賞2017」に加え、今年度のブリット・アワードがその年もっとも期待する新人に贈る「ベスト・ブリティッシュ・ブレイクスル―・アクト賞」にも輝くなど、正に今全世界が大注目する新世代のシンガーである。今年6月には記念すべき日本デビュー、そして7月には<フジロックフェスティバル’17>への初出演が決定している。