プシファー
90年にLAにてTOOLを結成。たった7回のライヴだけでメジャー/インディーズ入り乱れての激しい争奪合戦を引き起こし、翌92年にライヴ・デビューからたった3ヶ月というスピードでEP『オウピエット』でメジャー・デビュー。その10ヵ月後の93年にはデビュー・フル・アルバム『アンダートウ』をリリース。他のヘヴィ・ロック/オルタナティヴ勢とは完全に一線を画す独自のサウンドと世界観、ロラパルーザへの参加やレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、フィッシュボーン等との全米/ヨーロッパ・ツアーでの壮絶なライヴ・パフォーマンスによって徐々に"怪物化"し、『オウピエット』はEPながら130万、『アンダートウ』は400万枚近いセールスを記録。

95年、2ndアルバム『アニマ』の制作スタート直後に現ベーシストのジャスティンが加入し、翌96年にリリースした『アニマ』を全米チャート初登場2位に叩き込んで完全にその地位を確立。セールスは300万枚を突破する大ヒットとなった。

99年からは、サイド・プロジェクト、ア・パーフェクト・サークル(APC)を始動。2000年にリリースした1stアルバムは全米初登場4位を記録するなど、ここでも"怪物ぶり"を実証し、TOOL同様の高い支持と評価を受けたア・パーフェクト・サークルは、2004年までに2枚のオリジナル・アルバム、カヴァー・アルバムとDVDをリリース。2000年にフジロック、2003年にサマーソニックへ出演し、同年にはア・パーフェクト・サークルとして単独公演も敢行。2005年のソニックマニアにも出演を果たしている。

2001年、TOOLとして5年振りの『ラタララス』をリリース。初の全米チャート初登場1位を記録し、セールスは200万枚を軽く突破。同年にはTOOLとしては初のフジロック・フェスティヴァルへの出演や、翌02年には来日公演も実現。

その後再びAPCとしての活動を続けたが昨年それにも終止符を打ち、2005年、約5年間の沈黙を破りTOOLの活動を再開。同年には先行してDVDシングル「スキズム」「パラボラ」を2枚同時にリリースし、2006年5月には再び5年振りとなった新作『10,000 DAYS』を発表。2作連続で全米チャート初登場1位を獲得して、そのファンベースの強力さを見せつけ、ワールド・ツアーを敢行。サマーソニック 06を含む世界各国のフェスティヴァルでヘッドライナーを務め、2007年1月にはTOOLとして2度目の来日公演も実現した。

そして2007年秋、ここ数年のTOOLやAPCとしての活動の中で、メイナードがそれぞれのジャンルでその地位を確立している様々なアーティスト/プレイヤーと共に創り出してきた新たなる世界感とサウンド=PUSCIFERを本格始動。TOOLとも、A PERFECT CIRCLEとも一線を画すグルーヴ・オリエンティッドなサウンドながら、早くも世界中のファンを刺激し続けている。