ナターシャ・ベディングフィールド

ナターシャ・べディングフィールド

Natasha Bedingfield

1981年11月26日生まれ、英国・ロンドン出身。両親はニュージーランド出身で、兄のダニエルは英国ではよく知られた人気スターである。幼いころから兄妹で音楽活動を始め、12歳の頃には作曲を始めていたという。心理学を学ぶために大学に進学したが、音楽に専念するためにドロップアウト。デモテープ作りに没頭し、まずはソングライターとして注目された後、デビューのチャンスを得る。2004年に「Unwritten」も含むアルバム『Unwritten』をリリース。このデビュー作は全英チャートで初登場1位を獲得し、プラチナ・セールスを達成。翌2005年には、人気が米国に飛び火し、シングル「Unwritten」が全米シングル・チャートHot100で5位に輝いた。またグラミー賞Best Female Pop Vocal Performance部門にもノミネートされた。その後も、アルバム『N.B.』(2007年)、『ストリップ・ミー』(2010年)とリリースし、シングル「Pocketful of Sunshine」、「Shake Up Christmas」などヒットを続けた。

最大のヒット曲「Unwritten」についてナターシャは、「弟の誕生日に贈った詩がもとになっているの。彼は未来を描くペンを握っていて、その筋書きは本人にしか決められない。白いページをただ眺めてないで勇気をもってスタートしなきゃ、って歌ってるの」と語っている。(本人による楽曲解説より抜粋) この曲はMTVの人気ドラマ『ヒルズ』(2006年~)の主題歌なった他、ドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』やさまざまなタイプの映画、ビデオゲームで使用され、幅広い層に親しまれている。2023年12月(日本公開2024年5月)、映画『恋するプリテンダー』(原題:Anyone But You)の挿入歌として使われたことがきっかけとなって、現在世界的なリバイバル・ヒットを記録している。

(2024年4月)

 

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