ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番&第4番【Blu-spec CD2】
2014.03.26
アルバム
¥2,600+税
SICC-30152

尽きることのない喜びと驚きと発見を与えてくれる2曲。―――レイフ・オヴェ・アンスネス
溢れ出てくる抒情の響き、崇高なまでの精神の輝き。世界20万人の音楽ファンを虜にする
アンスネスの「ベートーヴェン・ジャーニー」からの録音プロジェクト第2弾。

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DISC 1

  • 1. ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19 第1楽章
  • 2. ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19 第2楽章
  • 3. ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19 第3楽章
  • 4. ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58 第1楽章
  • 5. ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58 第2楽章
  • 6. ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58 第3楽章

■レイフ・オヴェ・アンスネスのソニー・クラシカル第2弾が登場。
 1970年生まれのノルウェーのピアニスト、レイフ・オヴェ・アンスネスのソニー・クラシカル専属契約第2弾。2012年から2014年にかけて3年がかりでアンスネスが取り組んでいるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲の演奏とレコーディングの第2弾です。パートナーは、気鋭のマーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)で、アンスネスはピアノを弾きつつ指揮も行なっています。
■「ベートーヴェンへの旅」~アンスネス初のベートーヴェン。
 「Beethoven – A Journey」=「ベートーヴェンへの旅」と題されたこのプロジェクトは、アンスネスにとって初めてのベートーヴェン作品のレコーディングとなります。Virgin Classicsに始まり、EMI Classicsに引き継がれて蓄積されてきたアンスネスの膨大なディスコグラフィにも、ベートーヴェン作品はこれまでありませんでした。40代半ばで充実の極みにあるアンスネスが、生涯初めて取り組む楽聖ベートーヴェンのレコーディング。2011年に発売された第1弾のピアノ協奏曲第1番と第3番でもその円熟のピアニズムと深い音楽への洞察が高く評価されました。今回はいよいよベートーヴェンの5曲の中でも最難曲ともみなされることの多い第4番、そして作品番号とは逆に第1番よりも先に書かれていた第2番の2曲です。
■「喜びと驚き、それに発見する楽しみを与えてくれる作品」
 アンスネスはこの2曲についてこう語っています。「この2曲はいつも私に喜びと驚き、それに発見する楽しみを与えてくれます。ベートーヴェンらしい劇的な要素はもちろん含まれていますが、それでも子供のように純真な美しさ、無垢の喜びがあふれ、私を驚かせてくれます。この2曲に相対するのは、私の3人の子供たちに接するのと同じなのです」として、この録音を自分の3人の子供に捧げています。またマーラー・チェンバー・オーケストラとの共演、そして指揮もすることについては、「MCOは、ヴァイタリティとエネルギーにあふれる素晴らしい音楽家の集まりです。これらの作品に含まれるさまざまなキャラクターを発見する能力があります。MCOとの演奏では、私はピアニストだけでなく指揮者の役割も果たすわけですが、それによって個々の協奏曲を一貫性を持って解釈することができるようになります。通常の指揮者やオーケストラとの共演だと、解釈が異なることもあるし、ピアノもオーケストラとは離れて配置されることになりますが、MCOとの共演では私はオーケストラの中心に座っていて、オーケストラのメンバーとお互いに直接コンタクトをとることができるわけです。このことは、ピアノとオーケストラとの対話(時には対立もありますが)が必要なベートーヴェンのピアノ協奏曲の演奏には欠かせないことで、これによって私はつねに音楽の中心にいて音楽のドラマの起伏を同時進行で体験することになるのです」と、音楽を深めるために不可欠なことであると強調しています。

時には、予測のつかない旅がある。2013年の5月初め、私はマーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)とのベートーヴェンの協奏曲第2番・第4番の演奏旅行と録音を控えて、準備万端整えていた。ツアーに出発する日の2日前、私たちの双子がこの世に到着した――予定日より12日も早かった。それから数日間は不安定な状態が続き、致し方なく私は録音をキャンセルして家族と共に家に留まった。
7ヶ月後の今、双子は至って元気で、嬉しいことにMCOと私は日程を再調整できて、2013年11月にロンドンにある美しい聖ユダ教会で協奏曲を録音することになった。MCOとの仕事はいつも信じられないくらい愉悦に満ちた経験で、彼らが情熱を傾けて共に演奏してくれることに常に感謝している。
私にとって、この2つの協奏曲に向き合うのは、子供たちと過ごす時間と同じだと感じる。どちらも、尽きることのない喜びと驚きと発見を与えてくれる。もちろん、この音楽には数多くの劇的瞬間と強さがある。それはベートーヴェンに関してしばしば言われることではあるが、さらにこの協奏曲の場合は、子供のような美しさと無垢、そして絶えず驚異の念がある。この録音を、すばらしい我が子たち、シグリッド、イングヴィル、そしてアーランドに献げたい。

レイフ・オヴェ・アンスネス
[訳:中村ひろ子]




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