ファイト・ライク・エイプス
1973年のSF映画 “最後の猿の惑星 (原題:Battle For The Planet Of The Apes)”で、類人猿のリーダーが彼のゴリラ戦士たちの軍隊に向かって「さあ、Apeのように激しく戦うのだ!(=Now, Fight Like Apes!)」と熱く語りかける...2006年のある日曜日の午後、ダブリンで、ソファに座りながら映画を見つつ、完璧なグループ名を探していた彼らに突然のひらめきが降りてきた!ビデオテープの山や前の晩のケバブの残りなどに囲まれる中、Fight Like Apesは誕生したのだ!

Fight Like Apes(以後FLA)はギターを一切使わず、シンセサイザーの音とFワードが大胆に登場する紅一点のキャッチーなヤーヤーヤーズ的ボーカルや、荒々しいベース音とデジタル音のひずみを見事に融合させたおもちゃ箱のような新感覚バンドである♪

FLAのメンバー:
May Kay:ボーカル、キーボード。紅一点。
Pockets(仲間のライターをポケットに入れてしまう癖から名づけられた)
:キーボード、バックボーカル、ジャンプ担当。
Tom:ベース、バックボーカル、Buckfast(激度数の高いワイン)担当。
Adrian:ドラムス、モヒカン頭。

彼らの1年間に及ぶアイルランドとUKでのパフォーマンスや、NYでのCMJ(毎秋New Yorkで行われる一大音楽イベント)出演を通じ、彼等の母国アイルランドで最も期待される最新バンドとして、彼らの地位を確固たるものにした。
2008にUntitled Musical Project (Artrocker Tourで)とThe Von Bondies等とともに更なるUKツアーを行い、サウス・バイ・サウスウエストへの飛び入り参加を実現した。それからPavementのプロデューサーとして有名な、John Goodmanson (Los Campesinos、Sleater-Kinney, Bikini Kill)と共に最高!としか表現できないデビューアルバムを収録するため、シアトルに行った。年末にはThe Ting TingsやThe Prodigyのツアーサポートも務め、大盛況だった!

アルバム・タイトルは“Fight Like Apes And The Mystery Of The Golden Medallion”(特攻野郎AチームのMr.Tのマンガシリーズ)。非常に短い“Megameanie”の8秒間に渡る銃声音から、“Snore Bore Whore”のクライマックスのこだまする渓谷のような音と空間にまで及ぶ、12曲収録のエレクトロニックパンク・ダイナマイト。FLA自身のお気に入り“Jake Summers”、“Lend Me Your Face”と“Do You Karate?”などは手直し&ブラッシュアップされ、John Goodmansonのシアトルにあるスタジオで一新された。

FLAは、音楽を彼らの武器として選んだ:それはシンセの音が染み付いたテーザー銃(スタンガンの一種)とヌンチャクのかけ合わせのようなもので、土星の大きさほどの巨大な電圧を持ったポップソングである。それが我々がまさに住んでいるApeの星なのだ。