ファンテイジア


1984年6月30日、ノース・カロライナ州シャーロット出身。アメリカン・アイドル・3rdシーズンの優勝者。幼いころからクワイヤに入り、音楽名門一家に育ったファンテイジアだったが、その人生はあまりに過酷なものだった。アメリカン・アイドルに出演した際、高校時代に受けた暴行被害がきっかけで学校を中退、17歳でシングル・マザーになるも、パートナーからの家庭内暴力に耐え続けたという壮絶な過去を激白。その過酷な人生が全米中の共感を得ると、幼いころから鍛えられた抜群の歌唱力で同シーズンに出場していたあのジェニファー・ハドソンをもおさえて見事優勝を獲得した。デビュー・シングル「アイ・ビリーヴ」は史上初のデビュー・アーティストによる全米1位獲得の快挙を達成!デビュー・アルバム『フリー・ユアセルフ』もプラチナム・ヒットを記録するという華々しいデビューを飾ると、続くセカンド・アルバム「ファンテイジア」も全米R&Bチャート3位という好記録を達成。またファンテイジアはこの2作で8度のグラミー・ノミネートに加え、20以上のアワードでのノミネートや受賞を果たし、名実ともにその実力を評価されると、2005年にはその半生を綴った自伝“ライフ・イズ・ノット・ア・フェアリーテイル”がニューヨーク・タイムズ・ベストセラーに認定、翌年には本人出演でドラマ化され、放送チャンネル歴代2位の高視聴率をたたき出す。そして2007年にはブロードウェイ・ミュージカル「カラーパープル」の主役に抜擢されるなど、正真正銘の国民的アメリカン・アイドルになったのだが、その直後から作品をリリースできない時期が続いてしまう。

そして2010年、ついに沈黙の中にいたファンテイジアが再び始動。1月より全米の音楽チャンネルVH1で、ファンテイジアの日常を追ったリアリティー・ショー『ファンテイジア・フォー・リアル』がスタートすると、その中でも制作の一部始終を追った約4年振りとなる最新アルバム『バック・トゥ・ミー』を発表。全米R&Bチャート1位、全米チャート2位という過去最高記録を打ち出しただけでなく、第53回グラミー賞では最優秀女性R&Bヴォーカル・パフォーマンス(Best Female R&B Vocal Performance)、最優秀R&Bソング(Best R&B Song)、最優秀R&Bアルバム(Best R&B Album)の3部門にノミネートされるなど、見事にシーンへの大復活を果たしている。

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