ヤング・ワン
ジョージア州アトランタ出身の25歳。バース・ネームはジェームス・ダーク・プリンス。ゲットーで育ち、幼少の頃からストリートの抗争にふける毎日を過ごす。悶々とした日々を送る中彼が見出したのはラップで自己表現をすることで得る安らぎだった。そして現実世界から逃避するかのごとくライミングを始め、数々のコンテストを受賞するように。そんな彼の人生を劇的に変えたのは愛する祖母の死。孫がストリートから抜け出し才能を開花出来るようにと尽くしてくれた祖母の死に打ちひしがれた彼は、ストリートにはびこる悪に対抗し善に生きることを決意した。Tupac、Biggie、DMXなどに影響を受けながら地元アトランタで音楽活動をスタートし、業界のエグゼクティヴの目に留まるようになった。その後、Swizz Beatz(Full Surface)に見出され『Ruff Ryders - Ryde Or Die Vol.2』などラフ・ライダーズ関連作品への客演や、スヌープ・ドッグやジェイダキッス(The Lox)、スカーフェイスとの共演で全米のミュージック・シーンにその名を知らしめた。ゲットーという過酷な環境で育ち、アトランタのリアルなサグ・ライフを綴った彼のリリックは「サグオロジー(Thugology)」とも呼ばれる。全米メジャー・デビュー・シングル"Tear It Up"(feat. Dmx, Lil Flip, David Banner)は全米ラジオ・ステーションに配布された第1週で#1 Most Added(1週間に最も多くの全米ラジオ・ステーションでローテーション入りした楽曲)に輝いた。