トランプス
MFSBの中心メンバーであった、ドラマーのアール・ヤングによって結成された、ヴォーカル&インストゥルメンタル・グループ。



後のハウス・ビートにもつながるアールの均等ながら弾むようなリズムを軸に、フィリーお約束の華麗なるストリングを施したアレンジ、そしてリード・ヴォーカルのジミー・エリスの絡みつくようなテナー・ヴォイス」があわさって、至極のダンス~ディスコ・ミュージックが形成される。「Trammps Disco Theme」、「Disco Inferno」といったディスコ・ブームに目配せしたナンバーでも、底流に流れるのは純度の高いフィリー・ソウル。ある意味、70年代フィラデルフィア・サウンドを体現したグループといえる。バラードも秀逸。