ザ・ベースメント
北アイルランドのオマーからリバプールにやってきた4人組。'03年にシングル「Medicine Day」でデビュー。フォークの神様、ボブ・ディランの'65年のアルバム『Bringing It all Back Home』収録曲"Subterranean Homesick Blues"の「Johnny's in the basement. Mixing up the medicine♪」という歌詞からバンド名とデビュー曲のタイトルを拝借したという、20代らしからぬ趣味の持ち主達。しゃがれたヴォーカル、アコースティック色の強いシンプルなサウンドは、ディランのみならず、60年代フォーク、カントリーからの影響を受けたものだが、ツッタカいったテンポが速くノリの良いビートの曲も多く、そんなところに若者らしさを感じることが出来る。カントリーもデルタソニックを経由するとやはり一癖無しには済まないようだ。'03年に「Slain The Truth (At The Roadhouse)」、昨年は「Do You Think Youre Moving On?」とスローぺースに計3枚のシングルをリリース。デビュー・アルバムのリリースが待たれる。