現代最高の歌手プラシド・ドミンゴ77歳、最新アルバム本日10月10日先行発売。声とギターで綴られるラテンの心。
世紀の名歌手プラシド・ドミンゴ(1941-)の最新アルバム『ボルベール~帰郷』が10月10日、日本先行発売される。現在、下記リンクでアルバムから①⑧⑩⑪の4曲が試聴できる。
▼アルバム試聴
ドミンゴのオペラ歌手としてのキャリアは約60年となり、過去発売したアルバムは150枚を超す。1990年代には社会現象になったホセ・カレーラス、ルチアーノ・パヴァロッティとの共演による<3大テノール>で一気にファン層を広げたドミンゴは77歳となった今も現役オペラ歌手として世界の主要歌劇場のステージにたち、指揮者としても活躍を続けている。その多忙なスケジュールの合間をぬって、同じスペイン出身のクラシック・ギターの名手パブロ・サインス・ビジェガスとの共演によりラテン・アルバムを完成させた。ドミンゴは熱烈なサッカー・ファンとしても知られており、2016年6月レアル・マドリードのベルナベウ・スタジアムに於いて、年齢差36歳のビジェガスのギター伴奏で「アディオス・グラナダ」を歌い85000人の聴衆を熱狂させた。そのステージでの共演がきっかけとなり、このアルバムが誕生することになったという。スペイン生まれでメキシコ育ちのドミンゴが新作で歌うのは、祖国スペインのサルスエラやメキシコで広く親しまれているロマンティックな有名曲をはじめ、ジョーン・バエズのヒットで知られるチリのフォルクローレ「人生よありがとう」、アルゼンチン・タンゴ不世出の歌手カルロス・ガルデルによる「ボルベール」まで全12曲を収録している。
声とギターは音楽で人間の感情を表現する普遍の組み合わせ。自らのルーツであるラテン・ナンバーで、生きる喜びや哀しみ全てを包み込むドミンゴの味わい深い歌唱がビジェガスの真摯なプレイとともに聴くものの心をとらえてはなさない。プロデューサーにはグラミー賞受賞のラファ・サーディナを迎えている。
|アルバム情報|
タイトル:『ボルベール~帰郷』
2018年10月10日日本先行発売
BSCD2:SICP31178 2500+税
<収録曲>
1サボール・ア・ミ
2ヌンカ
3バレリアズ・ボッサ
4コインブラ
5アディオス、グラナダ
6最後のトレモロ(バリオス)
7二つの十字架
8ラ・モレーナ・デ・ミ・コプラ
9グアンタナメラ
10.ある恋の物語
11.人生よありがとう
12.ボルベール~帰郷
プラシド・ドミンゴ(ヴォーカル)
パブロ・サインス・ビジェガス(ギター)
録音:2017年