MYLO
スコットランド北部に位置する大きな島Isle Of Skyeで育った(本名)Myles MacInnes/マイルス・マキネス、現在25歳で学歴には名門Oxford大学、UCLA大学院休学中というただものではない風。現在スカイ島とグラスゴーを拠点に音楽づくりをしているが、ブレイクのきっかけは友達と立ち上げたBREASTFED RECORDINGS(ちなみに”breastfed”とは”母乳育ち”という意味)からリリースされた限定盤「DESTROY ROCK & ROLL/SUNWORSHIPPER」の7インチ・シングル。以来、NMEをはじめ、The Face、DJ誌から大絶賛され、あのX-Press 2やFreeform Fiveなどに「無料でリミックスをやらせて」という驚きの依頼が来るまでに。

音楽を始めたきっかけはエディンバラな夜、TWITCH&BRAINSTORMのDJプレイ。MYLOいわく「卓を買うお金はなかったからDJの道には進まなかったけど、そのうちお金を貯めて2年くらい前にiMacを買ったんだ。それでサンプルをつなげてみたりして遊んだんだ。特に大きな計画もなくどんなものが生まれるのか知りたいだけだった。」

音楽的影響は、スカイ島で1局しかないラジオから流れる音楽からはじまり、オックスフォードに進学すると学生らしく低価レコードやエレクトロ系に走り、スクエアプッシャーからセルジュ・ゲンスブール、ダフト・パンクからクラフトワークまでとジャンルは幅広く。やがて奨学生としてUCLAの大学院(哲学で)へ進み、アメリカ西海岸の影響を大きく受ける。「ほんとにパラダイスなんだけど皆変人なんだよね。西海岸の音楽にも現れてると思う、ランディ・ニューマンからDr.ドレーまで。」「スティーリー・ダンとかイーグルスとか大好き。雨が多いイギリスでは無意味だったりするんだけど、純粋な現実逃避音楽でLAを運転してるとぴったりはまるんだよね。」(DJ誌のインタビューより)