レナード・コーエン最新作『サンクス・フォー・ザ・ダンス』から、「ザ・ヒルズ」のビデオを本日公開!
レナード・コーエン「ザ・ヒルズ」のビデオが本日公開された。死後にリリースされたアルバム『サンクス・フォー・ザ・ダンス』からの心打つ1曲。デイリー・メイル紙は「壮大な預言のようである。『フューチャー』がそうであったように」と絶賛。スコッツマン紙も「モリコーネのスコアを彷彿とさせるワイドスクリーン」な世界観のアレンジだと賞賛した。
「ザ・ヒルズ」(三浦久訳詞より一部抜粋)
世界の機構は壊れている
私が生きているのはクスリのおかげ
そのことは神に感謝している
私の獣は吠える
私の天使はうろたえる
でも私は許されていない
弱音を吐くことを
誰かがそのことで
付け込むかもしれないから
私の心は図らずも傷付く
‣「ザ・ヒルズ」のビデオはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=FesS3D-7o1g&feature=youtu.be
「ザ・ヒルズ」のビデオ監督はヴィンセント・ヘイコック。未知なる旅の旅人を演じるのはフランスの名優イザック・ド・バンコレ。深い厭世観とともに世を憂い、過ぎた過去に想いを寄せつつ、テキサスの街をさまようバンコレ演じる主人公。あの見覚えある中折れ帽をかぶる姿に、一瞬、その音楽の背後にいる“彼”の姿が重なり合う。謎めいたヴィジュアルによるメタファーに覆われた「ザ・ヒルズ」のビデオは、『サンクス・フォー・ザ・ダンス』に収録された中で、コーエンが唯一作詞と作曲をしたこの歌への、美しくシネマティックなトリビュートである。
この曲の始まりは2006年で、その時は「Book of Loging」と題された曲の草案に過ぎなかった。やがて歌詞とアレンジが施され「ザ・ヒルズ」となり、当初は遺作となった『ユー・ウォント・イット・ダーカー』に収録される予定だった。しかしながら、そうならず、最終的に死後リリースされた『サンクス・フォー・ザ・ダンス』に収録された。作詞作曲はレナード・コーエン。プロデュースにはアダム・コーエンとパトリック・ワトソンが共同であたっている。
2019年にリリースされた『サンクス・フォー・ザ・ダンス』は現代史上にその名を今もって残すカルチャー・アイコンである故人が残した、宝のような新曲のコレクションだ。プロデューサーのアダム・コーエン、そしてレナードを慕う友人、音楽仲間達が集まり、彼がスタートさせた作業を支え、終了する作業にあたった。こうして出来上がったアルバムは、いまも世界中のリスナーの心に影響と感動を与え続けている。
‣既に公開されている『サンクス・フォー・ザ・ダンス』収録曲のビデオ
「ザ・ゴール」
「ハプンズ・トゥ・ザ・ハート」
https://www.youtube.com/watch?v=2AMMb9CiScI&feature=youtu.be
「ムーヴィング・オン」
https://www.youtube.com/watch?v=2EkydhgKUPA&feature=youtu.be
「サンクス・フォー・ザ・ダンス」
‣アルバム制作の背景を探る映像『サンクス・フォー・ザ・ダンス物語』(日本語字幕付)を公開中!
https://www.youtube.com/watch?v=R4WAbmC5wag&feature=youtu.be
‣レナード・コーエンについて
ソングライター、ミュージシャン、詩人、小説家、ヴィジュアル・アーティスト。60年以上のキャリアを通じ、彼が生み出したオリジナル作品の数々は、何百万という人々の心に触れてきた。これまでのアルバムセールスは世界中で2300万枚以上。12冊の本が出版されている。コーエンが世界の音楽家、シアトリカル・アーティストに与えた影響は計り知れない。2010年にグラミー賞特別功労賞を贈られた他、ロックンロール・ホール・オブ・フェイム(2008年)、カナディアン・ミュージック・ホール・オブ・フェイム(2006年)、カナディアン・ソングライターズ・ホール・オブ・フェイム(2006年)、ソングライターズ・ホール・オブ・フェイム(2010年)など数々の殿堂入りを果たしている。
他にも名誉あるアストゥリアス皇太子賞(2011年)、グレン・グールド賞(2011年)、カナダ民間人に贈られるものとしては最高位の勲章であるカナダ勲章のオフィサー・オブ・ジ・オーダー(1991年)、コンパニオン・オブ・ジ・オーダー(2003年)、ケベック国家勲章のグランド・オフィサー(2008年)の叙勲を受けている。
|商品情報|
ありがとう、いつまでも踊ってくれるかい?
レナード・コーエン
『サンクス・フォー・ザ・ダンス』
好評発売中●完全輸入限定盤●解説・歌詞・対訳付●SICP-6238●定価:¥2400+税
<収録曲>
1.ハプンズ・トゥ・ザ・ハート
2.ムーヴィング・オン
3.ザ・ナイト・オブ・サンティアゴ
4.サンクス・フォー・ザ・ダンス
5.イッツ・トーン
6.ザ・ゴール
7.パペッツ
8.ザ・ヒルズ
9.リッスン・トゥ・ザ・ハミングバード
‣CD『サンクス・フォー・ザ・ダンス』の詳しくはこちら