フージーズ

93年アルバム「BLUNTED ON REALITY」でデビューしたTHE FUGEES。メンバーのワイクリフはハイチ生まれ、9才の時にブルックリンのジャマイカン・エリアに移住してきたハイチ人。プラーズもやはり、ハイチ人系のアメリカンでブルックリン生まれ(その後、ニュージャージーへ移る。)2人はいとこ同士、THE FUGEESというバンド名はREFUGEE(難民という意味)から来ている。もう一人の紅一点メンバーのローリン(ニュージャージー生まれ)は、女優としてもベテランの才女、(15才の時からTVなどに出演していた)最近では、日本でも人気のウーピー・ゴールドバーグ主演の映画“天使にラブソング”に出演している。



グループ結成のいきさつは、ニュージャージーのハイスクールに通っていたプラズは、16才の時、同じ学校に通うローリンに出会いグループを結成。その後、デモ・テープを行った時、プラズがいとこのワイクリフに電話し、手伝いを要請したことから3人が出会い、ともに音楽活動を行う様になり、90年に本格的に3人での活動をスタート。



93年にデビューを飾ったTHE FUGEESが、セカンド・アルバム「THE SCORE」で大グレイクを果たしている。この大ブレイクのきっかけを作ったのが、全米ラップチャートでNO.1となり、後にシングル・カットする”NAPPY HEADS”のREMIXであった。



THE FUGEESの音楽は、まさにストリート・ミュージックの融合体であり、そこにはレゲエに代表されるカリブ系のストリート・ミュージックから、かつての黒人街のストリート・ミュージックであるR&B、ジャズなどのソウル・フレイバー、そして勿論、オールドスクール、ヒップホップ全ての要素が詰まっている。そして、何よりもリーダーであるワイクリフが大切にしているのは、”TRUE TO YOUR SELF”=自分に真実を語る。これが、自分に取ってのHIP HOPであり、THE FUGEESサウンドの基本であると。。。