クリストファー・ホグウッド
クリストファー・ホグウッド(1941年イングランド生まれ)はサーストン・ダートとグスタフ・レオンハルトにチェンバロと音楽学を学ぶ。1966年デイヴィッド・マンロウが組織したロンドン古楽コンソートの創立に加わり、チェンバロ奏者として活躍。73年オリジナル楽器によるオーケストラ、エンシェント室内管弦楽団を設立して指揮にあたり、モーツァルトやハイドンの交響曲全集の録音で大きな注目と高い評価を得た。その後、モダン・オーケストラの指揮にも進出し、バロックから現代音楽までの幅広いレパートリーで指揮者としてのプレゼンスの確立、シカゴ交響楽団、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団といった一流のオーケストラに客演するほか、コヴェント・ガーデン王立オペラやベルリン・ドイツ・オペラなどでも活躍している。音楽学者としても王立音楽院、ケンブリッジ、ハーヴァード大学などで教鞭もとっている。現在、鍵盤楽器の秘密を探るCDシリーズにも取り組んでおり、モーツァルトが作曲にも愛用したクラヴィコードによる最新作「シークレット・モーツァルト」(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)は高い評価を得ている。