ボニーM

オリジナル・メンバー:

・リズ・ミッチェル (vo) 1952年生まれ・ジャマイカ出身

・マーシャ・バレット (vo) 1948年生まれ・ジャマイカ出身

・メイジー・ウィリアムス (dancer) 1951年生まれ・小アンティル諸島モンセラット出身

・ボビー・ファレル (dancer) 1949年生まれ(2010年没)・西インド諸島アルバ島出身

※プロデューサーのフランク・ファリアンはメンバーではありません。

ボニーM.は1974年、西ドイツの音楽プロデューサー、フランク・ファリアンがディスコでのヒットを狙ってスタジオ・ミュージシャンを集めて「ベイビー・ドゥ・ユー・ウォナ・バンプ」を作ったのが始まり。当初ヴォーカルを担当していたのはファリアン本人だったが、後にきちんとしたシンガーをフロントに立てるべきと考え、シンガーのメイジー・ウィリアムス、ダンサーのボビー・ファレルらがオーディションで加入した。ボニーM.はファリアンのプロデュースで、1970年代後半に「ダディ・クール」「サニー」「マ・ベイカー」「ガッタ・ゴー・ホーム」「バビロンの河」「怪僧ラスプーチン」などがヨーロッパを中心に大ヒット。1975年から1988年までの間に、本国ドイツで8曲のナンバーワン、イギリスでも2曲のナンバーワンを記録するなど一躍スターの座についた。日本でも、「怪僧ラスプーチン」「サニー」などがディスコで大ヒットし、アラベスクなどと並び「ミュンヘン・サウンド」といわれ大変な人気を博した。その後ボニーM.は何人かメンバーを変更しながら、現在もライヴを中心に活動を続けている。2006年には、ボニーM.を題材としたミュージカル『ダディ・クール』をロンドンで上演している。(2019年6月記)

なお、プロデューサーのフランク・ファリアンは2024年1月23日に82歳で亡くなった。(2024年2月追記)

 

〈ディスコグラフィ〉

スタジオ・アルバム

1976年:Take the Heat off Me(ドイツ2位/全英40位)

1977年:Love for Sale(ドイツ1位/全英13位)

1978年:Nightflight to Venus(ドイツ1位/全英1位)

1979年:Oceans of Fantasy(ドイツ1位/全英1位)

1981年:Boonoonoonoos(ドイツ15位)

1981年:Christmas Album(ドイツ14位)

1984年:Ten Thousand Lightyears(ドイツ23位)

主なシングル

Daddy Cool(1976年) ドイツ1位/全英6位

Sunny(1976年)ドイツ1位/全英3位

Ma Baker(1977年) ドイツ1位/全英2位

Belfast(1977年) ドイツ1位/全英8位

Rivers of Babylon(1978年) ドイツ1位/全英1位

Rasputin(1978年) ドイツ1位/全英2位

Mary's Boy Child(1978年) ドイツ1位/全英1位

Hooray! Hooray! It's a Holi-Holiday(1979年) ドイツ4位/全英3位

Gotta Go Home(1979年) ドイツ1位/全英12位

I'm Born Again / Bahama Mama(1979年) ドイツ7位/全英35位

Kalimba de Luna(1984年) ドイツ16位

Happy Song(1984年) ドイツ7位