ベニー・グッドマン
魅力的なクラリネット奏者として、魅惑的なバンド・シンガーを擁した楽団のリーダーとして人気を博したベニー・グッドマン。スイート・バンド全盛時に若手のジャズ・メン達を集めて、若者にアピールするスィング・ジャズを演奏して人気を集めた。彼はダンス音楽として評価されてきたジャズを、聴くための鑑賞音楽にまで高めた。一方で自己のスモール・グループには黒人ミュージシャンを採用し、人種差別をも打破していった。それゆえ、初のカーネギーでのコンサートなど、米国民の英雄として尊敬されている。