アラン・パーソンズ・プロジェクト
ビートルズの『アビイ・ロード』やピンク・フロイドの『狂気』のエンジニアとして知られていたアラン・パーソンズ(key, g)がシンガー・ソングライター、ピアニストとして活躍をしていたエリック・ウルフソン(vo, key)と1975年に結成したプロジェクト。1976年に『怪奇と幻想の物語~エドガー・アラン・ポーの世界』でデビュー。壮大なサウンドと独特の視点が注目され、『アイ・ロボット』(第9位)、『運命の切り札』(第13位)、『アイ・イン・ザ・スカイ』(第7位)と、リリースするアルバムがいずれも高い評価を獲得、大ヒットを記録する。ポップス・センスに溢れた楽曲も多く、「アイ・イン・ザ・スカイ」(第3位)、「ドンド・アンサー・ミー」(第15位)等、シングル・ヒットも数多く放っている。88年に一旦活動を休止したが、その後活動を再開し、97年には初来日を果たしている。現在はアラン・パーソンズのみで活動中。近年の来日公演は2006年のコットン・クラブ。 エリック・ウルフソンはアラン・パーソンズ・プロジェクトの活動を離れてからは、ミュージカルの世界で活躍を続けていたが、2009年に肝臓癌の為に64歳の若さで亡くなる。