マルコス・ヴァーリ&ステイシー・ケント来日公演終了!
昨年の9月に70歳を迎え、今年でデビュー50周年となるブラジル音楽界の重鎮、マルコス・ヴァーリ。昨年リオでデビュー50周年を記念したライヴがアメリカ出身の人気女性ジャズ・シンガー、ステイシー・ケントを迎えて行なわれ、その模様を収録したライヴ盤が日本でも今年3月に発売されました。「サマー・サンバ」や「バトゥカーダ」など、自身のヒット曲のカヴァーやマルコスがステイシーの為に書き下ろした楽曲など、珠玉のメロディーが詰まったアルバムです。先日、このライヴ盤の再演と言えるライヴがブルーノート東京で開催されました。もちろんお相手はステイシー・ケント。ソングバードと称される可憐でチャーミングな歌声のステイシーといぶし銀のマルコスとの息もぴったり。アンコールではアルバムの最後を飾っている「シー・トールド・ミー、シー・トールド・ミー」を二人だけでしっとりと。心温まるステージは時を忘れさせる程、素晴らしいものでした。ライヴの余韻に浸っている方、惜しくもライヴの見逃してしまった方、このアルバムを通して素晴らしいステージの模様をあらためて体感してみてはいかがでしょうか? マルコスから素敵なコメントも届いています。その動画はこちらから。
Photo by Takuo Sato
『マルコス・ヴァーリ&ステイシー・ケント・ライヴ~マルコス・ヴァーリ・デビュー50周年記念盤』
“Marcos Valle & Stacey Kent Ao Vivo Comemorando os 50 anos de Marcos Valle”
2014年3月5日発売
品番:SICP 4086/定価¥2,400+税/歌詞・対訳付/日本盤のみボーナス・トラック1曲収録
解説:中原 仁/オリジナル・ライナー:カルロス・リラ、ホベルト・メネスカル(翻訳:國安真奈)
昨年9月に70歳となったブラジル楽界を代表するシンガー・ソングライター。1964年にデビュー以来、ボサノヴァ、サンバ、MPBなど、ジャンルの枠にとらわれず、ジャズやロック、ソウルなどの要素も取り入れた音楽性は欧米でも高く評価されており、『サンバ‘68』、『マルコス・ヴァーリ』、『プレヴィザォン・ド・テンポ』など、数多くの名盤を残している。今作は日本でも人気の高い女性ジャズ・シンガー、ステイシー・ケントを迎えてリオで行われたデビュー50周年ライヴ盤。「サマー・サンバ(ソー・ナイス)」、「ジェンチ」、「パッサ・ポル・ミン(通り過ぎる君)」、「バトゥカーダ」、 「ピグマリオン70」など自身のヒットナンバーを取り上げた、ファン垂涎のライヴ音源。ステイシー・ケントの夫でもある注目のUKサックス奏者ジム・トムリンソンが参加も注目。
■収録曲
01.白いピューマ / 02.ルック・フーズ・マイン / 03.ザ・フェイス・アイ・ラヴ / 04.答え / 05.ドリフト・アウェイ / 06.サマー・サンバ(ソー・ナイス) / 07.ジェンチ / 08.パッサ・ポル・ミン(通り過ぎる君) / 09.バトゥカーダ / 10.ラ・ペティーテ・ヴァウセ(小さなワルツ) / 11.イフ・ユー・ウェント・アウェイ / 12.ピグマリオン70 / 13.ザ・クリケッツ / 14.シー・トールド・ミー、シー・トールド・ミー
●日本盤のみのボーナス・トラック (本編未収録のライヴ音源)
15.ヴィオラ・エンルアラーダ(月夜のヴィオラ)