ジョン・レジェンド、1日限りのスペシャル・ライヴを東京で開催!!
2011.04.19
INFO
R&Bシンガー・ソングライター、ジョン・レジェンドが約2年振りとなる来日を果たし、4月18日(月)に東京・SHIBUYA-AXにて一夜限りのスペシャル・ライヴを開催。ほぼ満員のオーディエンスがつめかける中、ファースト・アルバム~最新作『ウェイク・アップ!』までのヒット曲を90分以上に渡って披露した。総勢7名のバンド(キーボード/ギター/ベース/ドラム各1名、コーラス3名)がステージに登場、イントロを弾き始めるとステージ後方からブラック・スタイルで統一したジョンが登場。会場はこの日を、この瞬間を待っていたといわんばかりの大歓声と興奮に包まれた。オープニングに用意されたのは先日ネットを通じて発表され、大きな話題となったアデルのヒット曲「ローリング・イン・ザ・ディープ」のカバー。ここから「ハード・タイムス」「ユースト・トゥ・ラヴ・ユー」とアップテンポで一気に観客を巻きこむあたりは、さすが世界のレジェンド、といいたくもなる巧さ。「イッツ・オーヴァー」~「リメンバー・ザ・タイム」(マイケル・ジャクソンのカバー)という粋な選曲で会場を沸かせた後、ようやくジョンが観客に語りかける。「今夜このステージに立てることを本当にうれしく思う。デビュー以来、僕を一貫してサポートしてくれた東京には思い入れがある。“まだ日本に行くのは早すぎる”っていう人もいたけれど、今まで東京が僕をサポートしてくれたのと同じように、僕も東京をサポートしなければと思った」。そして『ウェイク・アップ!』のタイトル曲「ウェイク・アップ・エヴリバディ」へ。言葉をひとつひとつ噛みしめるかのような、誠実なヴォーカルが印象的だ。会場のラッキーな女性をひとり、ステージへ“特別招待”する定番コーナー「スロー・ダンス」から始まった後半は「PDA」「ナンバー・ワン」「セイヴ・ルーム」とジョンらしいエレガント&ポップなラヴソングを次々披露。「エヴリバディ・ノウズ」、エンディングの「グリーン・ライト」も素晴らしかったが、やはり公演のハイライトはアンコールの「オーディナリー・ピープル」と「ステイ・ウィズ・ユー」だろう。弾き語りになると際立つその歌声はたぶんジョン自身と同じように優しくも、強い。ライヴ前のインタビューで来日公演を予定通り開催するに至った経緯を聞かれたジョンは「公演はキャンセルしない主義なんだ」と静かにほほ笑んだが、コンサート制作という大規模プロジェクトのリーダーとして開催を決意、SHIBUYA-AXのステージに降り立ち、鮮やかに歌い、日本への思いを行動で示してくれたジョン・レジェンドを私達は決して忘れないだろう。
なおこの来日公演の模様はWOWOWで独占放送されることが決定している(7月放送予定)。
photo by hachi
なおこの来日公演の模様はWOWOWで独占放送されることが決定している(7月放送予定)。
photo by hachi