ニューヨークのハーレムを拠点に、今やアメリカ各地にメンバーを配置するラップ集団ディプロマッツの首領ジム・ジョーンズ。
1998年ジムは、彼のパートナーであったキャムロンのデビュー・アルバムへの参加で、メジャーデビューを果たす。キャムロンのレーベル移籍に併せ、ジムはグループ、ディプロマッツのメンバーとして、ジェイ・Zと彼のパートナーであったデイモン・ダッシュによって設立されたロッカフェラ・レコードとメジャー契約を結ぶ。レーベルにはジェイZはもちろん、カニエ・ウェストといたビッグ・ヒップホップ・アーティスト達が所属していた。2003年、ディプロマッツはアルバム 『ディプロマティック・イミュニティー』を発表し、ここでジムはメジャー・アーティストとしてのプロジェクトをスタートさせる。残念ながらグループのセカンド・アルバムはロッカフェラからリリースされることなく、さらにかなり期待されていたジム・ジョーンズとしてのソロ・プロジェクトも実現されなかった。ジムはグループと共にロッカフェラを離れ、インディペンデント・レーベル、Kochと契約を交わし、2004年にファースト・アルバム『On My Way To Church』をリリース、ストリートで大きな反響を呼んだ。それは彼がメジャー離脱後も、地元ハーレムのストリートでミックステープを撒き、徹底したストリート・プロモーションに自ら力を入れていた結果であった。後に2005年に『Harlem: Diary of a Summer』、続けて2006年にサード・アルバム『Hustler's P.O.M.E. (Product of My Environment)』がビッグ・ヒットとなり、ジムが絶対的な影響力を持つラップ・アーティストとしての地位を獲得した。このアルバムからのシングル"We Fly High (ballin')"のコーラス「ボォゥリィィィン!!」にあわせてバスケットボールをシュートする振りがフロアで大流行となり、結果このシングルは2006年のスーパーヒットとなった。そして2009年、世界のヒップホップファン待望のメジャー・ソロ・アルバムとなる『Pray for Reign』がリリースされる。