ザ・ストーン・ローゼズ
イアン・ブラウン(ヴォーカル)、ジョン・スクワイア(ギター)、マニ(ベース)、レニ(ドラムス)の4人によって、1985年に英国マンチェスターで結成。1989年にゾンバ傘下のシルヴァートーン・レーベルからデビュー・アルバム『ザ・ストーン・ローゼズ』をリリース。60年代のブリティッシュ・ポップス風の甘く美しいメロディとハーモニーに、ハウスのノリをミックスしたような豪快なサウンドが、当時のブームとなっていたレイヴなどにリンクして、本国イギリスをはじめ、ヨーロッパや日本で人気爆発。後続のバンドに大きな影響を与え、ハッピー・マンデイズなどとともに、マンチェスター・ムーヴメントの中心的存在として活躍。低迷していた英国ロックの救世主として注目され、世界的人気を集めたが、その後は長い沈黙に入り、1994年になってレコード会社をゲフィンに移籍して2作目のアルバム『セカンド・カミング』を発表。再びシーンで大きな脚光を浴びたが、1996年10月にバンドは解散。イアン・ブラウンやジョン・スクワイアをはじめ、元メンバーたちはそれぞれ独自の音楽活動を行っていたが、その後2011年に再結成を発表。2012年には日本のフジロック・フェスティバルへの出演も果たしファンを狂喜させた。そして2016年5月13日明け方に、21年ぶりとなる新曲を発表。まさにその週の始め、ドラマ―のレニの骨折により1か月後に控えていた来日公演のキャンセルが発表となったばかりであった。