赤坂 達三
 ソロ・クラリネッティストとして主要オーケストラ、クヮルテットとの共演及びリサイタルで活躍している赤坂達三は、国立音楽大学で学んだ後、渡仏。パリ国立高等音楽院(パリ・コンセルヴァトワール)、ベルサイユ国立音楽院、パリ・ポール・デュカス音楽院をすべて一等で卒業。

 1987年パリ国際音楽コンクール第1位、1991年トゥーロン国際音楽コンクール第3位、日本木管コンクール第1位、日本クラリネットコンクール1位なしの第2位。そして朝日新聞社賞、楽友協会音楽賞受賞など輝かしい受賞歴を持つ。

 国際クラリネット協会のパメラ・ウェストン女史から“40年来の偉才”と絶讃されたその最高の技術と深い音楽性は、正統派クラリネッティストとして高い評価を得る一方、親しみやすい民謡曲やポップスなど様々なジャンルもレパートリーとし、層の厚いファンを獲得している。

 CDはソニー・クラシカル、ビクター、マイスターミュージックより多数リリースされている。

 2000年6~7月、ウィーンのアルティス・クヮルテットと日本ツアー。さらにはウィーン・フィルでコンサートマスターとして活躍したダニエル・ゲーデが率いるゲーデ・トリオと2002月10月に日本ツアーを行う。彼らとの共演で実現した最新CD『ブラームス、モーツァルト:クラリネット五重奏曲』(ソニー)は各方面から好評を博している。