S.S.フールズ

 −メンバー紹介−



 ボビー・キンボール(vo,key:1947/3/29

 ルイジアナ州ヴィントン出身)

 ジョー・シェルミー(b,vo:1945/2/12

 ウィスコンシン州マジソン出身)

 フロイド・スニード(ds,vo:1943/11/22

 カナダ:カルガリー出身)

 マイケル・アルサップ(g,vo:1947/3/8

 カリフォルニア州モデスト出身)

 スタン・セイモア(g,vo)

 ウィン・デヴィリアー(key,vo)



S.S.フールズという名前の由来だが、これは母体とも言うべきスリー・ドッグ・ナイト(TDL)が1972年にリリースしたアルバム「Seven Separate Fools」から付けられている模様。

グループの8作目として発表され、ビルボード誌のアルバム・チャートで最高6位を記録、ゴールド・ディスクに認定されたベスト・セラーの一つである(40週間チャート・イン)。なぜそこから取られたかというと、実は、ジョー、フロイド、マイケル−−本グループのメンバーである3人−−全員が

揃って参加した最後のアルバムがこの「Seven Separate Fools」だったからに他ならない。



このスリー・ドッグ・ナイトというグループは、AORファンもご存じであろうダニー・ハットン、コリー・ウエルズ、チャック・ネグロンという3人のヴォーカリストがフロントに立ち、ジョー・シェルミー(ベース)、フロイド・スニード(ドラムス)、マイケル・アルサップ(ギター)、さらにジミー・グリーンスプーン(オルガン)の4人が彼らをバック・アップする、計7人組だった。それで“Seven Separate Fools”というタイトルが付けられたのだと思うが、そのアルバムを最後にジョー・シェルミーがグループを脱退。



そして、それから2年半後にフロイドとマイケルが抜け、1975年暮れにこのS.S.フールズを結成した、というわけだ。



活動を停止した後、ボビー・キンボールはTOTOに参加し、大きな成功を手にするが、他のメンバーは特に目立った動きはしていない。前述のTDN再編成(1983年)にマイケルとフロイドの2人が参加しているがそれもかれこれ20年近く前のこと。そんな中、元TDNのチャック・ネグロンが1995年にリリースしたソロ作「Am I Still In Your Heart」でフロイド・スニードの名前を見つけることが出来た。そう、やはりTDNファミリーは何年経っても強い絆で

結ばれているのだった。



ちなみに、ボビー・キンボールは地元ルイジアナで、Louisiana's Le Rouxの前身The Levee Bandに参加していたが、このS.S.フールズに参加するためにLAに進出したという

経緯を辿っている。スタンとウィンに関しては残念ながら細かなバイオは解っていない。