マグネット
Who is magnet?





マグネットはヨーロッパ一雨の多い街、ノルウェーのベルゲン出身。「ひどいダンスバンドにいた父親の影響」で6才頃から音楽に目覚める。「みんながレゲエ、ニュー・ウェイヴそしてパンクにはまっていた界隈」で育ち、子供の頃は“ラスタ・ハット”を被って出歩いていた。最初に買ったレコードは”Rastaman Vibration”(Bob Marley)で、最初に手にした楽器はギター。初めての作曲は8才の時でテーマは“シンバルについての曲”。



 ノルウェーの“ちっとも売れなかった“伝説的バンド[Chocolate Overdose]でギターを弾いていた彼は、「ボーカル担当は親友のひとりだったんだけど、歌えない奴で(笑)…。こんなに曲を書いているのに、歌う奴が居ないんじゃ…」と思い、ある日「この曲が歌われるためには、自分で歌うしかない」と決意。そして、シンガーになる。現在は全ての楽曲の作詞/作曲/編曲、それから演奏と歌をこなす。貧血気味だった時、腕に“マグネット(磁石=鉄分を引き寄せるため)”の入れ墨を入れてもらったところ治ったので、それ以降「マグネット」と名乗りだす。



 インディー活動時代にNMEから“期待できる唯一の未契約なニュー・アーティスト”と呼ばれた彼は、その後マッシュルームUKと契約し、リリースした2枚の限定EPを即座にソールド・アウトにし、そして忽ちメディアの溺愛を受けることになる。2002年のことだった。