ローラ・ニーロ

ローラ・ニーロは、NYC、ブロンクス生まれ。ミュージシャンであった父の影響を受け8歳頃には既に作曲をしていたと言う。1966年にヴァーヴよりデビューし話題を呼ぶものの、‘68年にはCBSへ移籍。この頃から彼女の書いた曲が、フィフス・ディメンション、スリー・ドッグ・ナイト、ブラッド・スエット&ティアーズ、バーブラ・ストライサンドらに取り上げられ大ヒット。「ウェディング・ベル・ブルース」「ストーンド・ソウル・ピクニック」「アンド・ホエン・アイ・ダイ」「イーライがやって来る」「ストーニィ・エンド」といった曲がチャートを賑やかした。カバー曲のヒットが続いた事で、ローラ・ニーロはソングライターとしての卓越した才能を評価される。ソウル、R&B、ジャズ、ゴスペルの要素を基調に等身大で綴ったユニークで洗練された詩的な歌の数々。その独自性はローラ・ニーロならではのものであり、スピリチュアルかつ情感豊かに表現するローラのヴォーカルも、彼女の大きな魅力となって印象的なアルバムを残した。

二度に渡る結婚や出産のため活動停止や復帰を繰り返し、80年代以降は寡作となってしまう。’93年に2度目の来日を果たし健在振りをアピールするが、‘97年に癌により49歳の若さで死去。

残された歌の数々は現在でもエバーグリーンの輝きを放ち続ける。