本日、日本盤発売!バンドによる曲解説をアップ☆
2006.02.22
INFO
遂に本日、新譜『NO BALANCE PALACE』の日本盤(4曲ボーナス・トラックを収録した豪華盤)が本日発売!いち早くアルバムをゲットしたあなたのために、ここでバンドによる曲解説をご紹介します↓
Kalifornia (カルフォルニア)
今作で1番最初にカスパーが書き上げた曲で、もともとは前作『シティライツ』に収録されるはずだった。著しいコード展開は、マスのアパートでカスパーとアコースティック・ギターの強烈なレコーディングができるか実験していた際に生まれたもの。実はアメリカ・カルフォルニア州のことではなく、愛と不安を抽象的にたたえた歌。
Jewel Drop (ジュエル・ドロップ)
たわいもない他のことに集中しすぎた結果失ってしまった「宝石」への歌で、もともと粗野だった曲が2度化身して最終型になったもの。トニー・ヴィスコンティとスタジオ入りした際に、アレンジを再度見直すべきだということになり、より夢心地でザ・キュアー的なサウンドが生まれた。問い:一度恋が終わってしまったら、もう一度同じ恋に落ちることはできるのか?
The Cynic (ザ・シニック)
1年ほど前、ニューヨークのキラーズのコンサートにてデイヴィッド・ボウイにご対面したカスパーが発見したのは、ボウイが既にカシミールの音楽を知っており、前作2枚を所有していたこと。半年後、この曲のデモをレコーディングした際にボウイに後半のサビを歌ってもらうのはどうかというアイデアが浮上。返答は簡潔に「問題はない」。重なるギター・サウンドはマイ・ブラッディ・ヴァレンタインやスマッシング・パンプキンズを髣髴させる。
Ophelia (オフィリア)
アルバムの中で唯一、バラードに近いトラック。シェイクスピア劇のように、若い女は狂気の不可解に対しての答えを見出す。
Diana Ross (ダイアナ・ロス)
ダイアナ・ロスにトリビュートを払ったインスト曲。アルバム制作段階でヘンリクは各曲に、雰囲気に富んだ基盤を作るべく様々なノイズ・サンプルやキーボード・パターンで作業をした。殆どの箇所では明白にならないが、このトラックではゆらめくドローン管のように際立つ。
The Curse of being a Girl (ザ・カース・オブ・ビーイング・ア・ガール)
アルバム中最後に書かれた曲でありながら、(ヨーロッパでは)ラジオへ最初にデリバリーされた曲。晩餐のテーブル越しに行われる少女達による冷戦を歌った単純なポップ曲。
She's made of Chalk (シーズ・メイド・オブ・チョーク)
2000年、カシミール初の北欧ツアー以来カスパーの脳裏で蓄積されていたのがこの曲のメロディ。「当時まわりの評判があまりにもブルースっぽい、ってことだったのでずっと暖めてたんだ。最初に音楽的基盤を見つけ出すと後は20分で出来上がってしまったよ。」とカスパー、今作の中で一番好きな曲なんだとか。カシミール・サウンドを新開地へと導くやさしいロックンロール体験。
Ether (エーテル)
「気が狂うのは簡単、冷静でいるのがより困難。君は嘆願しているけど、私を助けて。誰も、そして何もそばにやって来ない。」タイトルと完璧にマッチした霊妙なトラック。
Snowman (スノーマン)
この曲でベース担当のマス・トゥナビャーグをギターでフィーチャー。アルバム曲多数がそうであったように、ワンテイクでレコーディング。曲の最後でフェイド・アウトするギター・ノイズの後部、実は25分以上続いたもの。つまりヴィスコンティ氏が昼休みを取ってからスタジオに戻ってもまだ鳴り響いていたということ。
Black Building (ブラック・ビルディング)
ニューヨークのルッキング・グラス・スタジオでミキシング作業を行った際に、アスガーとカスパーはチャイナタウンのソーホテルに宿泊、そしてヘンリクとマスはミッドタウンの賃貸で生活をしていた。毎朝アスガーとカスパーの(スタジオへの)通勤路の途中でエリザベスとスプリング・ストリートの角に立つ不思議な黒いビルを通っていた。ある日、中の実態を想像しながらカスパーは詩を書くことにした。詩の朗読をルー・リードにダメもとで依頼すると驚く結果で返事はイェス。朗読をレコーディングし終わると、トニーとバンドはルーの声に最も見合ったギターのレイヤーを掘り探した。結果見つけたのが前曲『スノーマン』の後部ギターだった。
No Balance Palace (ノー・バランス・パレス)
アルバムのタイトル・トラックでもあるこの曲は3つの階層を合体させたもの。アルバムのいテーマをあらゆる意味で要約している:愛、死、そして西洋文明の退化。
Kalifornia (カルフォルニア)
今作で1番最初にカスパーが書き上げた曲で、もともとは前作『シティライツ』に収録されるはずだった。著しいコード展開は、マスのアパートでカスパーとアコースティック・ギターの強烈なレコーディングができるか実験していた際に生まれたもの。実はアメリカ・カルフォルニア州のことではなく、愛と不安を抽象的にたたえた歌。
Jewel Drop (ジュエル・ドロップ)
たわいもない他のことに集中しすぎた結果失ってしまった「宝石」への歌で、もともと粗野だった曲が2度化身して最終型になったもの。トニー・ヴィスコンティとスタジオ入りした際に、アレンジを再度見直すべきだということになり、より夢心地でザ・キュアー的なサウンドが生まれた。問い:一度恋が終わってしまったら、もう一度同じ恋に落ちることはできるのか?
The Cynic (ザ・シニック)
1年ほど前、ニューヨークのキラーズのコンサートにてデイヴィッド・ボウイにご対面したカスパーが発見したのは、ボウイが既にカシミールの音楽を知っており、前作2枚を所有していたこと。半年後、この曲のデモをレコーディングした際にボウイに後半のサビを歌ってもらうのはどうかというアイデアが浮上。返答は簡潔に「問題はない」。重なるギター・サウンドはマイ・ブラッディ・ヴァレンタインやスマッシング・パンプキンズを髣髴させる。
Ophelia (オフィリア)
アルバムの中で唯一、バラードに近いトラック。シェイクスピア劇のように、若い女は狂気の不可解に対しての答えを見出す。
Diana Ross (ダイアナ・ロス)
ダイアナ・ロスにトリビュートを払ったインスト曲。アルバム制作段階でヘンリクは各曲に、雰囲気に富んだ基盤を作るべく様々なノイズ・サンプルやキーボード・パターンで作業をした。殆どの箇所では明白にならないが、このトラックではゆらめくドローン管のように際立つ。
The Curse of being a Girl (ザ・カース・オブ・ビーイング・ア・ガール)
アルバム中最後に書かれた曲でありながら、(ヨーロッパでは)ラジオへ最初にデリバリーされた曲。晩餐のテーブル越しに行われる少女達による冷戦を歌った単純なポップ曲。
She's made of Chalk (シーズ・メイド・オブ・チョーク)
2000年、カシミール初の北欧ツアー以来カスパーの脳裏で蓄積されていたのがこの曲のメロディ。「当時まわりの評判があまりにもブルースっぽい、ってことだったのでずっと暖めてたんだ。最初に音楽的基盤を見つけ出すと後は20分で出来上がってしまったよ。」とカスパー、今作の中で一番好きな曲なんだとか。カシミール・サウンドを新開地へと導くやさしいロックンロール体験。
Ether (エーテル)
「気が狂うのは簡単、冷静でいるのがより困難。君は嘆願しているけど、私を助けて。誰も、そして何もそばにやって来ない。」タイトルと完璧にマッチした霊妙なトラック。
Snowman (スノーマン)
この曲でベース担当のマス・トゥナビャーグをギターでフィーチャー。アルバム曲多数がそうであったように、ワンテイクでレコーディング。曲の最後でフェイド・アウトするギター・ノイズの後部、実は25分以上続いたもの。つまりヴィスコンティ氏が昼休みを取ってからスタジオに戻ってもまだ鳴り響いていたということ。
Black Building (ブラック・ビルディング)
ニューヨークのルッキング・グラス・スタジオでミキシング作業を行った際に、アスガーとカスパーはチャイナタウンのソーホテルに宿泊、そしてヘンリクとマスはミッドタウンの賃貸で生活をしていた。毎朝アスガーとカスパーの(スタジオへの)通勤路の途中でエリザベスとスプリング・ストリートの角に立つ不思議な黒いビルを通っていた。ある日、中の実態を想像しながらカスパーは詩を書くことにした。詩の朗読をルー・リードにダメもとで依頼すると驚く結果で返事はイェス。朗読をレコーディングし終わると、トニーとバンドはルーの声に最も見合ったギターのレイヤーを掘り探した。結果見つけたのが前曲『スノーマン』の後部ギターだった。
No Balance Palace (ノー・バランス・パレス)
アルバムのタイトル・トラックでもあるこの曲は3つの階層を合体させたもの。アルバムのいテーマをあらゆる意味で要約している:愛、死、そして西洋文明の退化。