アメリカが誇るエンターテイナー、ドリス・デイの追悼盤『エッセンシャル・ドリス・デイ』本日発売!
圧倒的な存在だった1940年代半ばから60年代にかけて放ったヒットの数々を中心に全36曲を収録した究極のベスト集
2019年5月13日に97歳で亡くなったドリス・デイを追悼しての発売。彼女のキャリアを振り返るとトップ40にランク・インした歌はレス・ブラウン楽団専属時代をふくめ55曲、そのうちNO.1ソングが5曲でミリオンセラーが5曲という実績に加え、映画には39本出演しそのほとんどが主演作という、アメリカ・エンターテインメント界で輝かしき足跡を残しました。「センチメンタル・ジャーニー」にはじまる懐かしきヒットが並んだこの究極のベスト集は、圧倒的な存在だった1940年代半ばから60年代にかけて放ったヒットの数々を中心に全36曲を収録。ここに収められた彼女のスタイルは歌詞に敬意をはらい言葉や音節のニュアンスづけに磨きをかけ極めて繊細で丁寧に歌うというもの。そして歌のキーワードは“ロマンティック”。ロマンティックな歌をロマンティックに歌う歌手、ドリス・デイの決定版です。
●萩原健太の解説より
彼女の歌のいちばんの魅力といえば、その素直さだと思う。
往年の名曲をカヴァーしたりする際、必要以上に自意識の強いフェイクをこれ見よがしに繰り出してみたり、あえて原曲とイメージの違う奇をてらったアレンジを施してみたり、そうしなければ気がすまないタイプのシンガーもいる。それはそれである種のクリエイティヴィティの発露ではあると思うけれど。しかし、ドリス・デイは違う。優れたソングライターたちが作り上げた名曲の深い歌詞と豊かな旋律をありのまま、素直に、淡々と歌い綴りながら、しかし同時に自らの個性もさりげなく発揮してみせる。「どう? 私、うまいでしょ」ではなく、「どう? 素敵な曲でしょ」と微笑みかけてくれているような…。そんな、優しく気品のある歌声は20世紀のアメリカが残した宝物だと思う。
■ナンシー・シナトラのライナーより
ラジオから、蓄音機から、映画のスクリーンから。いつだって、ドリス・デイの歌声はそこに漂っていた。まるで私の生活の一部であるかのように。彼女のあの澄んだ、凜とした素敵な歌声。それは誰のものとも違っていたし、子供の私に語りかけてくれるようだった。そんな彼女の声に導かれ、歌うことに対する私の姿勢もできあがった。
|商品情報|
なるようになる、それが私のおまじない。
『エッセンシャル・ドリス・デイ』
The Essential Dris Day
2019年8月21日発売◆解説・歌詞・対訳付◆SICP6192-3◆¥3,600+税
<収録曲>
Disc 1
1.センチメンタル・ジャーニー
2.マイ・ドリームズ・アー・ゲッティング・ベター・オール・ザ・タイム
3.時の終わりまで
4.ユー・ウォント・ビー・サティスファイド
5.イッツ・マジック
6.ラヴ・サムバディ
7.マイ・ダーリン、マイ・ダーリン
8.アゲイン
9.レッツ・テイク・アン・オールド・ファッションド・ウォーク
10.魅せられて
11.君を想いて
12.月光の入り江で
13.上海
14.シュガーブッシュ
15.ガイ・イズ・ア・ガイ
16.恋におちたとき
17.ミスター・タップ・トー
Disc 2
1.バイ・ザ・ライト・オブ・ザ・シルヴァリー・ムーン
2.懐かしいダコタの丘
3.シークレット・ラヴ
4.わが心を君に
5.シェイキング・ザ・ブルース・アウェイ
6.愛のもつれ
7.アイル・ネヴァー・ストップ・ラヴィング・ユー
8.ケ・セラ・セラ
9.ザ・マン・フー・インヴェンテッド・ラヴ
10.そんな男がおりました
11.先生のお気に入り
12.ラヴ・ラヴ・エヴリバディ
13.夜を楽しく
14.恋は愚かというけれど
15.マイ・ロマンス
16.ゼイ・セイ・イッツ・ワンダフル
17.朝は太陽、夜は月
18.ムーヴ・オーバー・ダーリン
19.デサフィナード
●『エッセンシャル・ドリス・デイ』の詳しくはこちら