アンジェラ・アキ
バイカルチュラル(日本とアメリカ)の個性派シンガー・ソングライター / ミュージカル音楽作家

日本人の父親とイタリア系アメリカ人の母親との間に生まれる。

2005年にシングル「HOME」でメジャー・デビュー。

2006年にデビュー・アルバム『Home』をリリース、60万枚を超えるロングセラーを記録。人気ゲームシリーズ「ファイナルファンタジー」を手掛けてきた作曲家・植松伸夫氏との共作曲「Kiss Me Good-Bye」が挿入歌となった、ゲームソフト『ファイナルファンタジーXII』は世界的なヒットを記録した。

同年12月にはビートルズの初来日公演以降、コンサートホールとしても半世紀に及ぶ歴史を持つ伝統の日本武道館にて、史上初となるピアノ弾き語り単独ライブを大成功させた。完成度が高い、個性的なライブ・アーティストとしての地位を確立。

2007年に発表したセカンド・アルバム『TODAY』は初のオリコンチャート1位を獲得。2008年には、「NHK全国学校音楽コンクール中学生の部」の課題曲に書き下ろされたシングル「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」がプラチナディスクを獲得。世代を超えた大ヒットロングセラーとなる。翌年2009年に発表したサード・アルバム『ANSWER』では、前作に引き続き2作連続オリコンチャート1位を獲得。そのリアルな歌詞の世界観から、同世代の女性からの圧倒的な支持を得ることとなる。

ベン・フォールズとの共作、共演曲「Black Glasses」も収録。2010年に発表した4thアルバム『LIFE』は、グラミー受賞アーティストであるジャニス・イアンとともに、米国ナッシュビルでレコーディングされた。ひとつのアルバム内に、英語詞と日本語詞楽曲が半分ずつ収録された本作は、’’日本とアメリカ’’の二つの文化的背景を持った彼女独自のアイデンティティが発揮された意欲作である。その後も、精力的に5thアルバム『WHITE』、6thアルバム『SONGBOOK』、7thアルバム『BLUE』をリリース。

2013年、翌年秋から日本での活動を無期限に停止することをファンに報告。

2014年、10年間に渡る日本での活動の集大成となる、初のベストアルバム『TAPESTRY OF SONGS-THE BEST OF ANGELA AKI』を発表。8月4日に行われた日本武道館での公演をもって、シンガー・ソングライターとしての、日本での無期限活動停止に入った後、渡米し、以前からの目標であったミュージカル作品の制作の為に音楽を一から学び直す。2017年、ウォルト・ディズニーの短編ミュージカル作品「アウト・オブ・シャドウランド」制作に数々のブロードウェイ作品でトニー賞を受賞している、作曲家ジェニーン・テソーリと共に作詞家として参加。東京ディズニー・シーのハンガーステージで公開され、ミュージカル音楽作家としての一歩を踏み出す。その後、ブロードウェイ作品のプロジェクトにも関わり始める。また、この時期から作詞、作曲家として日本の数々のアーティスト達にもにも楽曲提供を開始。

2023年、2024年5月から全国公開となるミュージカル作品『この世界の片隅に』の音楽を担当。全面的に音楽を手掛けたこの作品の発表に合わせて、日本での活動再開を発表。今、最も重要なシンガー・ソングライター/ミュージカル音楽作家である。